Implementation
レビュー所見を修正仕様に落とす
良いレビューでも、修正仕様が曖昧なら実装はぶれます。何を変え、何を変えないか、どの状態で完了かを先に定義します。
ui.design: handoffui.design: tasks-json
まず確認する症状
- 『CTAを強くする』だけで、どのCTAをどう変えるか決まっていない。
- デザイン変更と文言変更と計測変更が1つの大きな作業に混ざっている。
- レビュー所見は理解できるが、開発者やコーディングエージェントが触る範囲と完了条件を判断できない。
- 修正、検証、再スキャン、残課題化の流れが分かれておらず、1つの大きな依頼になっている。
なぜ問題か
- 自動コーディングでは、曖昧な目的語や広すぎるタスクが失敗の原因になります。
- 非目標を明記すると、余計なリファクタリングやデザイン崩れを防げます。
- AI実装では、曖昧な改善案よりも、対象、制約、受け入れ条件、検証コマンドが揃った小さなタスクが成功しやすくなります。
- 成果物をMarkdownやJSONで残すと、別の人や別のエージェントが途中から再開しやすくなります。
診断で見る指標
対象URL
対象コンポーネント
変更内容
非目標
確認条件
対象URL/画面/コンポーネント
非目標と触らない範囲
自動検査と目視確認
再スキャン結果
残課題Issue化
変更前の問題
変更後の状態
対象外範囲
データ/権限影響
ロールバック容易性
修正方法
最小修正
1タスク1成果にする
CTA文言、フォーム説明、見出し構造などを分けます。
推奨修正
非目標を明記する
配色刷新しない、認証機能を触らない、など今回やらないことを書きます。
さらに改善
再スキャン条件を仕様に含める
該当checkIdや期待スコア変化を受け入れ条件へ入れます。
受け入れ条件
- 01PCとスマホの両方で目視確認し、主なCTAまたは操作対象が迷わず見つかる。
- 02キーボード操作、読み上げ補助、または自動検査で再発しやすい項目を確認する。
- 03修正後にui.designで再スキャンし、同じ所見が残る場合は原因を分解する。
- 04各タスクに、目的、対象、変更内容、非目標、受け入れ条件、確認コマンドまたは確認手順がある。
- 05修正後に、解消した所見、残った所見、新しく出た所見、確認不能な所見を分けて記録している。
- 06修正仕様には、何を変えるかだけでなく、何を変えないか、どう確認するかが書かれている。
- 07広いUI改修は、文言、構造、スタイル、計測、データ契約に分けて扱われている。
コーディングエージェント向け修正指示
目的: レビュー所見を、対象、変更内容、非目標、確認方法を持つ修正仕様へ整理してください。広すぎる変更は複数タスクに分割してください。 追加確認: 仕様化では、ユーザー-visibleな目的、変更箇所、非目標、テスト、再スキャン期待値を先に固定してください。
参考資料
よくある失敗
- 『いい感じに改善』のような曖昧な指示を残す。
- 見た目だけを整え、見出し、リンク、フォームラベルなどの意味構造を直さない。
- 1つの指摘だけを直し、同じ原因から出た別画面の再発を確認しない。
- 広すぎる一括依頼をAIへ渡し、関係ないリファクタリングやUI変更を混ぜる。
- 結果JSON、report.md、tasks.json、証跡画像のどれを正として見るか決めない。